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昭和28年6月豪雨時の日田市内の様子

昭和28年6月舞鶴橋流失の様子

日頃からの警戒意識が大切だと感じさせられた一年でした(平成16年10月台風23号の様子:佐伯市)

今でも恐ろしい水害が絶えない(平成16年9月台風21号の様子:国見町)

従来大分県における大水害といえば、台風による被害が主で、梅雨期の例はありませんでした。しかし、昭和28年6月の梅雨前線における大雨は本県稀有の大水害となりました。

6月25日から29日までの総雨量は大分で713.3mm、県中部にあたる大分川流域および筑後川上流域一帯では800~900mmに達する未曾有の大雨となりました。

大分市では市中心部に架かる舞鶴橋が流失、日田市では市の三分の二が水浸しとなり、発電所も全滅、完全に孤立し救援物資の輸送もままならない状態が続きました。この豪雨により、死者・行方不明者67人、重軽傷者539人、住家流失629戸、住家全半壊1,316戸、浸水戸数41,525戸、被害総額は178億円(今のお金に換算して1,050億円!)にものぼりました。

この災害の経験をもとに、県内各地で災害復旧や、治水工事が行われてきました。しかし、その後も大分県では平成の時代に至っても2年、5年、9年と大きな洪水が続き、昨年平成16年には観測史上最高を記録する10個の台風が日本上陸し、大分県にも甚大な被害を及ぼしました。近年大きな洪水がなかった大分県では、昨年は災害の恐ろしさを再確認した一年でした。

今後、大分県では公共事業による治水対策工事だけでなく、このような災害の恐ろしさや危険な区域等を広く伝え、県民一人一人に認識してもらう事で地域住民自らも自分達の命を守ることのできる、本当の意味での災害に強いまち・ひとづくりを啓発・推進していきます。

昭和28年6月25日~29日大分県内降水量分布図

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